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2005/11/29
党本部で常任幹事会開催 西村真悟議員の除籍と辞職勧告を決定
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29日午前、党本部において第354回常任幹事会が開かれ、弁護士法違反で逮捕された西村真悟衆議院議員に対する除籍と議員辞職勧告を決定するとともに、来年度の党の予算編成方針案と活動方針案について協議した。
本日の会議は、小平忠正代議士会長が司会し、冒頭に前原誠司代表が挨拶を行い、西村議員の逮捕について、国民の模範となるべき国会議員の行為として残念であり、党として綱紀粛正に務めると述べた。また、党予算の編成方針について触れ、総選挙における議席減による交付金減少を踏まえて、選択と集中が必要であると語り、その中で現職および内定者への活動資金の交付は従来通りとすること、女性議員の増加に務めること、党財政の無駄遣いを徹底してチェックすることの三点を強調した。
野田佳彦国会対策委員長は、衆院国土交通委員会において建築確認偽造問題について、本日は参考人質疑を、明日は国交省の報告を踏まえての質疑を、閉会中審査として行うことを報告した。平田健二参議院国対委員長は、衆院での建築確認偽造問題の審議を踏まえ、参院においても閉会中審査を開く予定であること報告した。また、各委員会における大臣の所信表明とそれへの質疑を要請することを報告した。松本剛明政策調査会長は、建築確認偽造問題について、長妻昭ネクスト国土交通相を中心とするチームによる調査をすすめていることを報告した。大畠章宏組織委員長は、党員・サポーターの追加登録の結果について、追加登録の人数が16,910人となり、定時登録と合計した人数は156,873人となることを報告した。
次に報告・承認事項に移り、安住淳選挙対策委員長から、選対委員会の委員長代理として、参院からの推薦にもとづき渡辺秀央参院議員を選任することが報告され、承認された。玄葉光一郎幹事長代理は、代表の訪米・訪中を含む党の海外派遣について報告し、承認された。
次に協議事項に移り、鳩山由紀夫幹事長より、西村真悟衆院議員の弁護士法違反による逮捕を受けて、事件の経過ならびに離党を認めず除籍とすることおよび議員辞職勧告を行うことという役員会での方針が報告され、同処分が決定された。鳩山幹事長は、党予算の編成方針について、地方組織や議員・候補者の日常活動を支える交付金、選挙対策、政策・広報活動については重点配分し、会議費や人件費を含む本部経費については節減・抑制を行うと説明した。また、提言・対案型の政策機能の強化、総合選挙対策の強化、情報発信機能の強化、綱紀粛正などを柱とする党の活動方針案について説明した。活発な論議の後、両案は字句修正などを代表・幹事長に一任することが決定された。
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