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2005/10/12
野田国対委員長「政治資金規正のあり方をしっかり審議する」
野田佳彦国会対策委員長は12日昼、国会対策委員会役員・筆頭理事合同会議を終えて、国会内で記者会見を行った。

 合同会議では、当面の予定が確認され、野田国対委員長は、今国会初めての党首討論を19日に実現するため、国会対策委員会としても環境づくりに努力したいなどと語った。

 野田国対委員長はまた、議員年金廃止法案に言及。提出に向けて考え方の取りまとめが進む民主党案と、与党案の間には「次元が違った溝」があり、見通しは厳しいが、13日の議会制度協議会に臨むと述べた。

 政治資金規正法改正については「議論をしながら、昨今の政治とカネをめぐる問題についてしっかり審議したい」と表明。日歯連から旧橋本派への1億円ヤミ献金事件や、旧橋本派の政治資金収支報告書における15億円の使途不明金の問題を含め「風化させてはいけないテーマ」である政治資金規正のあり方について、引き続き追及する構えを見せた。

 野田国対委員長はまた、特別国会閉会後に、重要な問題に関して動きが出ると指摘し、自衛隊イラク派遣延長に関する政治的判断と、米国産牛肉の輸入再開の問題を例示。後者については「輸入牛肉に不安を持つ人が沢山いる」として、今国会中の議論の呼び水となる法案を早急に提出し、審議を求める考えを明かした。
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