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2004/08/05
【衆院本会議】坂口厚労相の不信任決議案を否決


 衆議院本会議は5日夕、民主、共産、社民の野党3党が提出した坂口力厚労相の不信任決議案を審議、採決した。採決の結果、自民、公明の与党多数で否決された。

 提案説明には民主党の海江田万里議員が立ち、「不信任の理由は数限りなくあるが、第1に続発する社会保険庁、厚生労働省の不祥事に対する監督責任。第2に年金改正法に関わる多くのゴマカシ、隠蔽。第3に、最大の理由であるが、年金改正法が参院選で国民から明確に否決されたことだ」と指摘。「厚生とは民生を豊かにすること。坂口大臣の姿勢からは民生を塗炭の苦しみに追いやる姿しか見えない」と決めつけた。

 また、これに対して三井辨雄議員が賛成討論に立ち、「今や社会保険庁、厚労省が“疑惑のデパート”」と数々の不祥事や改正年金法の矛盾などを並べ立て、坂口大臣の「トップとしての政治責任、監督責任」を追及した。
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