2005/03/11
自民・公明両党に回答 川端幹事長が三党幹事長会談で
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民主・自民・公明三党の幹事長会談が11日午後、国会内で開かれ、先の会談(9日)で示された民主・自民・公明三党による政党間協議の開始に関する民主党からの回答と、民主党から自民・公明両党に出された質問に対する文書での回答が交わされた。
会談ではお互いの回答を読み上げ、文意の確認がなされ、回答はそれぞれ持ち帰りとして、来週にも幹事長会談をもつこととなった。また、三党の幹事長代理、国会対策委員長による検討、調整の場を設けることとなった。
民主党の回答は「全政党参加の下で国会の場で議論を進め、今秋までに年金改革の骨格について成案を得るために、他の政党への参加の呼びかけ、国会における議論の場の整理、必要な政党間の確認等について、幹事長あるいはその代理において精力的に整理を進め、一刻も早く各党が協議を進める」ことを求めている。
自民・公明両党の回答は「昨年の年金改正によって社会保障制度に対する国民の不安・不信が根強くあることを重く受け止め、制度の信頼回復のためにきちんとした方向付けをし、改革を実現することが政治の責任である」として「貴党の認識、決意と基本的に異なることはない」としている。
会談後の記者会見で川端達夫幹事長は「自民・公明両党の回答にある『社会保障制度に対する国民の不安・不信』の社会保障制度が、年金制度という意味であることを幹事長会談の場で確認できたのは、大きな一歩。開かれた場でいい議論ができるようにしていきたい」と語った。
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