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2005/03/15
国会内で常任幹事会開催 年金改革に関する三党協議など報告
 15日午前、国会内において第329回常任幹事会が開催され、年金抜本改革に関する三党協議、各種課題への対応の報告、公認候補予定者の内定などが行われた。

 冒頭、岡田克也代表が挨拶し、4週間後に行われる衆議院補欠選挙に向けての、全党挙げての対応が重要であること、年金改革についての三党協議は、問題を先送りしたい与党に対して言質を取りつつ、秋までに解決を迫るためのものであることを述べた。

 会議ではまず報告事項が議題とされ、川端達夫幹事長が、マラッカ海峡での日本船舶襲撃・拉致に触れ、役員室危機管理監を窓口として、外務部門会議を中心に情報収集などの対応を行って行くことを報告した。次に年金改革に関する協議に関して報告を行い、9日の第1回協議においては与党側より、国会における議論と平行して政党間協議および実務者協議の場を設けることの提案があったが、国会における論議を優先させる立場から合意していないこと、協議を進めるという総理の答弁は与党の見解との確認がされたこと、が述べられた。11日の第2回協議においては、それぞれの見解を持ち帰るとともに、協議の進め方について国会対策委員長間協議で整理すること、与党文書における社会保障制度についての危機認識は、年金問題についてであること、年金論議を行うことの確認の形式は本会議決議も含むこと、秋までの改正を想定して進めていくこと等が確認されたこと、が報告された。

 鉢呂吉雄国対委員長からは、国会情勢の報告と、予算審議中に証人喚問を実現させるために全力を挙げることが報告された。輿石東参議院幹事長からは、参院における予算審議状況の報告があるとともに、参院においては十分な審議時間を確保することが報告された。仙谷由人政策調査会長からは、NHK予算への対応等、法案審査状況についての報告が行われた。平野博文幹事長代理からは、スマトラ沖大地震・津波災害に関する政府への申し入れ、及びマスコミの支持率などの分析が報告された。

 第二に報告・承認事項が議題とされ、川端幹事長より、特殊法人問題に取り組むための特殊法人改革本部の設置が提案され、承認された。玄葉光一郎選挙対策委員長からは、福田前栃木県知事の栃木2区での公認内定を含む衆議院候補予定者の公認内定、及び都議選・神奈川県議補選での公認決定の報告があり、承認された。また、平野幹事長代理より総支部の設置に関する報告があり、承認された。
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