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2005/03/16
理由なき参考人招致の拒否は、大きな問題 鉢呂国対委員長が会見で


 16日午前、国会内で民主・共産・社民三党の国会対策委員長会談が開かれ、自民党中西議員の辞職、NHK予算案への対応、大臣の海外出張、田中知事を招いての参考人質疑等の問題について報告・意見交換を行った。

 会談終了後、国会内で記者会見を行った鉢呂吉雄国会対策委員長は、まず自民党の中西衆議院議員の辞職に伴う東京4区の補欠選挙が、係争中の裁判があるために来月は実施されないことになった点に関し、「難しい問題は色々あるが、裁判を迅速化させる等の形の検討が必要ではないか、わが党内で協議をすることになっている」旨の報告を行ったことを明らかにした。

 鉢呂国対委員長は更に、NHK予算案について触れ、昨日の総務委員会において、政治の関与等について明確な答弁がなかったこと等を踏まえて不承認とし、本会議でも同様の対応を行うとした。大臣の海外出張については、民主党の反対で海外出張ができないという全くの事実誤認の発言が一部大臣からあったとされる件に関して、官房副長官か陳謝したことを踏まえ、町村外相と小池環境相の海外出張を認めたことも明らかにした。党首討論の開催については、今国会冒頭の与党側との国対委員長会談で、隔週1回の開催を提案も行っており、3月も開催するよう要求する意向を示した。

 また、衆院文部科学委員会の参考人質疑に長野県の田中康夫知事を招致するとした件に関して鉢呂国対委員長は、筆頭理事間で内々に合意していたにも関わらず、与党の方針ということで突然与党側が招致を拒否し、参考人質疑自体を委員長職権で、ないものとしたことを厳しく批判。「理由なき参考人招致の拒否は、きわめて大きな問題である」として、文部科学委員会での質疑も含め、今後も与党側のきわめて不誠実な姿勢を厳しく質していく意向を明らかにした。
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