2005/03/23
【参院本会議】小泉首相に退陣を求める 辻泰弘議員
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参議院本会議に23日夕刻、17年度総予算が上程され、討論の後、記名投票によって採決され、反対101・賛成135で予算案は成立した。
採決に先立つ討論には、民主党・新緑風会から辻泰弘参院議員が立ち、「国民の切なる要望を顧みない、国民生活に思いを致さない、日本のあるべき姿を見つめない、悲しいほどに無責任。罪深きまでに無自覚。小泉総理ここにありだ」として、断じて予算は容認できないとした。
辻議員は、予算案に反対する主な理由を、定率減税廃止に向けた縮減を図っていること、年金制度の抜本改革に全く着手せず、昨年強行採決でゴリ押しした「100年不安のプラン」を何ら改善しないままに予算化し、固定化していること、政府の財政再建に向けての熱意と具体的な取り組み方針が何ら示されていないことを挙げた。
特に年金改革については、「昨年6月3日、総理は、今後国民に年金額の引き下げを求めるマクロ経済スライドについての質問に答えられず、異例な形の強行採決につながった。残念ながら、あれから9ヵ月を経た今月3日の予算委員会においても、総理は『下がらないようにする制度だ』と全く逆に、まるで恩恵的なことでもしたかのように答えた」と批判し、「総理には国民生活のことなど他人のことでしかない。そんな総理は日本には要らない。総理失格」と決めつけた。その上で辻議員は、「総理においては、後顧の憂いなく、安心してご退陣を」と皮肉たっぷりに要求。
更に辻議員は、「民主党は、自民党に代わって日本の政治を担い、年金などの改革を推進し、もって国民生活安定を実現する。その備えと決意は十分に整っている」と高らかに宣言し、民主党の政権奪取への決意を改めて表明した。
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