2005/03/23
なお一層、証人喚問を粘り強く求める 鉢呂国対委員長が会見で
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鉢呂吉雄国会対策委員長は23日夜、日歯連1億円裏献金事件に関する証人喚問についての与野党国対委員長会談を終えて記者会見に臨み、経過の説明を行った。
鉢呂国対委員長は冒頭、会談申し入れに至る経緯を説明し、「証人喚問等について、予算成立までの間、誠意を持って協議し、今国会での措置について結論を得るよう努力する」との2月14日の合意や、「何人(証人喚問を)するかという問題も含めて、率直に協議し、いい結論を出していただきたい」との3月1日の衆議院予算委員会集中審議における小泉首相の発言を例に引いて、「政治とカネの問題について、真相解明が全く進まないと、国民は政治不信を一層募らせる」との認識を示した。
会談では、「国会は、国権の最高機関として、自ら疑惑解明に取り組み、自浄作用を発揮すべき」などと、民主・共産・社民の三党が橋本元首相らの証人喚問の実現を与党側に強く迫ったのに対し、与党側は、「司法に干渉せず、見守るべき」などと消極的な姿勢を崩さずにいたため、互いの意見を持ち帰り、検討することになったと鉢呂国対委員長は述べた。
鉢呂国対委員長は更に、「与党は逃げに終始している。国民の政治不信は、そのまま継続している。今の段階には不満足」と会談を終えての感想を語った。また、記者会見を行わずノーコメントで貫き通し、政倫審でも他人事のような態度をとった橋本元首相に対して鉢呂国対委員長は、「総理経験者として、ベテランの政治家として、このような態度で良いのか」と厳しく批判を加えた。鉢呂国対委員長は、「国民は、証人喚問による真相解明を望んでいる」と重ねて述べ、「国民の皆さんには経過を知らせ、なお一層、証人喚問を粘り強く求めていきたい」と語った。
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