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2006/05/26
小沢代表、香川県を訪問 来夏の参院選視野に各地で意見交換


小沢一郎代表は26日、香川県を訪問し、来年夏に迫る参議院議員選挙で勝利し、政権交代を勝ち取るために、高松市内を中心に各地に足を運び、県内各界の関係者に対して民主党の考え方や政策などを丁寧に説明し、意見交換をおこなった。
 
 小沢代表はこの日の午後、香川県入りし、小川淳也党香川県連代表(衆議院議員)や植松恵美子参院香川県第1総支部代表らとともに、県内各企業や漁協・農協、マスメディア等を訪れ、相次いで懇談を行った。また、連合香川とも意見交換会を開き、要望を聞くとともに、民主党としての考え方を述べるなど、精力的に日程をこなした。
 
 また、夕方には空港近くのホテルで記者会見を開き、今度の香川県訪問の意義や参院選へ向けての取り組みなどについて、記者団からの質問に答えた。この中で小沢代表は、来夏の参院選に向け、1人区の多くで「民主党の候補が決まっていない」ことを改めて指摘。「何としても、お盆前、7月いっぱいには候補者を決定したい」との強い意欲をにじませた。

 その上で小沢代表は、「香川は重要地域の一つだ」と指摘しつつ、香川における議席獲得に向けた手法についての問いには、「選挙に特別な方法はない」とし、「民主党が政権を獲ったらこうするという、分かりやすい基本政策をきちんと提示する」ことが、候補自身が地道に日常活動を展開することとともに、非常に重要であるとの考えを改めて強調した。

 また、各地の社会保険事務所における年金保険料の不正免除問題についても、「一役人の進退問題についてはどうこう言わない」としつつ、不祥事の続く社会保険庁の姿勢については、「言語道断、全くもってけしからん話だ」と厳しい批判を加えた。同時に小沢代表は、防衛施設庁による官製談合事件なども含めて、その原因を、「今日の官僚機構そのものが生み出してきた現象だ」と断じ、「担当者や部門だけの責任を追及するのではなく、組織そのもの、機構そのものの改革をしない限り、国民のための政治・行政はできない」との考えを改めて強調した。
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