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2004/09/22
与野党国対委員長会談で9月中の国会召集求める


 民主党の鉢呂吉雄国会対策委員長は22日、国会内で行われた与野党国対委員長会談に臨み、与党国対委員長に対して国会の早期開催を強く求めた。

 会談後の会見で鉢呂国対委員長は、参院選後の臨時国会では新年金法の徹底審議が必要だったにもかかわず会期8日間という極めて短期間で閉会し、議論を回避した政府・与党の姿勢を改めて批判。安心できる年金制度を求める国民の声に応えるためにも、新年金法の施行される10月1日以前の9月中に次期臨時国会を開会し、充分な時間をとって審議するよう与党側に強く求めたことを明らかにした。

 鉢呂国対委員長はまた、自民党旧橋本派の1億円裏献金事件に関する証人喚問、10月14日が期限であるイラク自衛隊の派遣期間の延長問題、米軍ヘリ墜落事故問題などの国会審議の必要性を指摘。「国民の前でしっかりと論議するのが議会人の役目。このままでは国会無用論にも発展しかねない」との危惧も示した。

 与党側が内閣改造、与党人事、外交を理由に10月12日以降の国会開会を主張していることについては、「国会開会を遅らせる理由には当たらない」と指摘。9月の国会開会、閉会中審査を粘り強く内閣・与党に求めていく姿勢を改めて示した。
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