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2004/10/05
ヤミ献金等解明本部、1億円献金事件追及にむけ第1回会合開く


 民主党の川端達夫幹事長を本部長とする自民党ヤミ献金等解明本部は5日、党本部で第1回会合を開き、これまでの活動を報告するとともに、今後の活動方針を確認した。

 冒頭、あいさつに立った川端本部長は12日に召集される臨時国会について「課題山積の国の状況を踏まえて、臨時国会をできるだけ早く、長期間に開くよう求めてきた。非常に遅い、ようやくの開催ではあるが、くらしへの不安、将来への不安を晴らしていくと同時に、政治への不信を晴らしていく」表明。政治不信を生み出す最大の原因は1億円やみ献金事件に象徴される「政治と金」にまつわる事件であるとの見方を示した川端幹事長は、臨時国会では党を挙げて追及していくとし、「追及の根拠として支えていくのがこの解明本部の使命だ」と語った。

 今後の活動方針として、橋本龍太郎元首相、青木幹雄自民党参院議員会長、野中広務元自民党幹事長、佐藤勉衆院議員、元宿仁自民党事務局長、滝川俊行平成研会計責任者、村岡元官房長官、大久保満男日本歯科医師連盟会長、井堂孝純日本歯科医師会会長らの参考人招致・証人喚問を求めていくことを確認。政治資金規正法改正案づくりに向けては、岩國哲人ネクスト政治改革担当相を中心に進めていくこととした。

 会合には同本部長代理の平野博文幹事長代理・岩國哲人ネクスト政治改革担当相、副本部長の仙谷由人政調会長・鉢呂吉雄国対委員長・小川敏夫参院政審会長・長妻昭調査局長、事務局長の永田寿康、事務局次長の生方幸夫・辻恵両衆院議員・辻泰弘参院議員、委員の島聡・中津川博郷・小宮山泰子各衆院議員・藤岡正司・大江康弘・池口修次・羽田雄一郎参院議員が出席した。
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