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2004/10/12
臨時国会初日、東京・有楽町街宣で国会論戦へ挑む姿勢示す


 臨時国会開会日の12日、民主党は東京・有楽町マリオン前で街頭演説を行った。

 雨が降りしきるなか川端達夫幹事長らがかけつけ、問題が山積しているにもかかわらず、国会審議を回避し、国会開会を先延ばしし続けてきた政府・与党を批判。国会論戦に挑む民主党の姿勢と政権交代実現への道筋をアピールした。

 幹事長就任後、初の街頭演説となった川端幹事長は臨時国会初日に20分間を要した小泉首相の所信表明演説について「愕然とした」と語り、景気回復・不良債権処理の進行、安心できる年金制度の確立などを列挙した小泉首相の姿勢について、倒産、リストラ、年金に代表される不安な社会保障制度、将来不安に悩み苦しむ国民と乖離したものであるとの見方を示し、「みなさんの悩みや怒りをわかっているとは到底思えない」と指摘。「こうした総理には今すぐ辞めてもらわなければならない」と断じた。従来のやり方が通用しなくなっている今、民主党がリードして改革を進めていくと語った。

 また、自民党旧橋本派の1億円裏献金事件に代表される「政治とカネ」の問題の真相究明につとめると同時に、抜け道のない政治資金規正法改正案の成立、安心できる年金制度の確立に向けた年金改革法案を新たに提出していくとの考えを示した。

 街頭演説は蓮舫参院議員の司会で、鈴木克昌衆院議員、中山義活国民運動委員長、枝野幸男元政調会長、岡崎トミ子副代表が次々と登壇。雨の中、足を止めて熱心に聞き入る聴衆に安心できる国民生活実現に向けて、民主党への支持を訴えた。
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