民主党の鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外相は19日、外務省で町村外相と会談。13日の『次の内閣』閣議で了承された「当面の民主党イラク復興支援策〜「民」との連携をめざして」の文書を手渡し、今後のイラク復興支援のあり方について意見交換した。
鳩山ネクスト外相はイラク暫定政府のサーレハ副首相と15日に懇談した際、民主党の同イラク復興支援策への期待感が示されたことを町村外相に報告。その期待に応えるためにも前向きな検討を求めたのに対して町村外務相は「専門性のあるご提言だと伺っている」として、支援策をまとめた民主党への謝意を語るとともに前向きに検討する考えを示した。
町村外相は支援策の実現には「治安状況がかなり大きなファクターとなる」との認識を示したが、提言はリモートマネジメントを可能にするものであり、混乱が生じている現在のイラクでも実現可能な、現実に即した提言となっていることを鳩山ネクスト外相は説明。政権交代後の政権を担う政党として、リアリティのある内容を政府に提言した。
会談には末松義則イラク問題等プロジェクトチーム事務局長、藤田幸久国際局長が同席した。
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