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2004/10/28
鳩山本部長代行ら、日本人人質事件をめぐり駐日イラク大使と会談


 民主党「イラク日本人人質事件緊急対策本部」の鳩山由紀夫本部長代行(『次の内閣』ネクスト外務大臣)らは28日夜、日本人人質事件をめぐってイラク大使館でジュマイリ駐日イラク大使と会談した。

 会談後、鳩山本部長代行は、藤田幸久事務局次長(党国際局長)、末松義規衆議院議員とともに党本部で記者会見を行った。鳩山本部長代行は、民主党としての考え方を伝え、イラク政府に、できればいわゆる武装勢力側に思いを伝える術はないか、との考えでイラク大使と会談したとした上で、大使とのやり取りの概要を説明。「あくまで自衛隊の撤退問題は内政問題」であり、「一刻も早く香田さんを解放してもらいたい」といったメッセージを伝えたいと大使に述べたことを明らかにした。大使からは、「アルカイダは1年前までイラクとは無縁の組織」であり、武装勢力側にメッセージを伝達することの難しさが伝えられた。

 鳩山本部長代行はさらに、「まずはイラク政府に人質解放への呼びかけ文を提出し、これをできればイラクの人々に伝えるような方策を考えていただきたい」と要請したことを明らかにし、アルジャジーラにもメッセージを伝え、「できるだけ早い時期にイラクの人々の目に留まること」を目指して、さらに全力で努力していく決意を明らかにした。
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