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2004/11/08
岡田代表、周・中国共青団中央委員会第一書記と意見交換


 民主党の岡田克也代表は8日、周強(しゅう・きょう)中国共産主義青年団中央委員会書記処第一書記を団長とする訪日団8名を党本部に迎え、日中関係をめぐり意見交換した。

 岡田代表は「経済面では相互補完、WINWINの関係にあるが、政治面においては非常に難しい状況にある」との見方を示した上で、日本滞在中に自民党議員と交流する際には率直な意見交換を行ってみてはどうかと提案。さらに言葉を続けた岡田代表は「次の総選挙後の政権交代を実現可能な目標として民主党は掲げている」と語り、従来の政権との最たる違いはアジア外交にあるとし、「日米同盟を重視しながらも、アジア重視の視点を大きく打ち出す」と述べ、日中関係重視の姿勢を改めて示した。

 衆議院・参議院選挙を通じて民主党の伸びに注目していたとする周第一書記も「日米関係の発展と日中関係の発展に矛盾はない」と語り、日中間の青年交流を深めていきたいとした。

 また、同席した羽田孜最高顧問からは小泉首相の靖国神社参拝問題について「日中関係の重要性、靖国神社問題について勘違いしている総理がいるので、両国の間が悪い状態にあるのを憂えている。少々意地になっているのが残念」との率直な意見が出された。

 岡田代表は最後に「北京オリンピックが行われる2008年までに政権交代を成し遂げる」と表明し、政権交代後に良好な日中関係へと劇的な転換を生み出していくとした。

 民主党からは島聡役員室長代理、近藤昭一国際局長代理、菊田真紀子、蓮舫両国際局副局長が出席した。
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