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2004/11/13
岡田代表、地方視察の一環で千葉県を訪問し、県内各地を視察


 岡田克也代表は13日、全国47都道府県を回る地方視察の一環として千葉県を訪れ、不法投棄現場の視察や市民対話集会での意見交換など、精力的に日程をこなす1日となった。

 岡田代表ら一行は、まず市原市を訪れ、残土処分場や不法投棄現場4ヶ所を視察して回った。首都圏などから持ち込まれた廃棄物の不法投棄の現場や、硫酸ピッチドラム缶が山積みされ異臭が漂う現場に自ら足を踏み入れ、県の関係者らから、廃棄物の処分にかかる費用が莫大であることや、条例で対応することには限界があることなどについて説明を受けた。116万トンもの廃棄物が投棄されているとも言われている市原市での現場の人たちの訴えに、岡田代表は熱心に耳を傾け、質問をしていた。

 続いて岡田代表は千葉市内に移動し、市民対話集会に参加。冒頭の挨拶で岡田代表は、参議院選挙では「年金問題を何とかしてもらいたいという声を多くいただいた」として、民主党の年金改革の考え方を説明しつつ、抜本改革に向けた具体案を出そうとしない与党側の対応を批判。一方で、政治とカネの問題についても「特定の利害をもった人によって、カネで政治が歪められている」と問題の重要性を指摘し、イラクに派遣されている自衛隊の問題についても、撤退すべきとの民主党の考えを改めて強調した。岡田代表が「なるべく多くの方からご意見を」とうながしたこともあって、会場からは短時間ながら、介護保険制度の見直し、中国原潜の領海侵犯、対中ODA、情報機関強化の必要性、老後に豊かな人生を送るための政治の役割、若年層の政治への関心の低下、党首討論でのやり取り、里山の保全など、多岐にわたる問題について次々に質問が寄せられ、岡田代表は、それらの質問一つひとつに丁寧に答えていた。

 さらに岡田代表らは成田市を訪問し、成田市保健福祉館を視察。市長ら関係者の説明を受けながら多目的ホールで合唱練習中の人たちや簡易マザーズホームを訪れていた親子連れに気さくに声をかけ、様々な要望に耳を傾けていた。

 なお今回の視察には、松崎公昭(県連代表)、岡島一正、田嶋要の各衆議院議員、広中和歌子参議院議員、中沢健千葉県第10区総支部長らが同行した。
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