2004/11/15
岡田代表、釜ヶ崎地区や大阪刑務所などを訪問
|
岡田克也代表は15日、全国視察の一環として大阪府を訪れ、釜ヶ崎地区や大阪刑務所などを訪問した。
はじめに西成区の釜ヶ崎地区を訪れた岡田代表らは、NPO「釜ヶ崎支援機構」の山田實理事長の案内であいりん公共職業安定所、西成労働福祉センター、夜間宿泊所などを見て回った後、萩之茶屋夜間宿泊所で大阪府・大阪市の各担当者からホームレス支援についての取り組みや問題点などの説明を受けた。
岡田代表は「ホームレス支援法はつくったが、民主党が考えているほどうまく機能していない。就労支援やメンタルケアなど、自立を支援するための総合的な施策が必要だ」と現実に即しさらに一歩踏みこんだ法改正の必要を説いた。釜ヶ崎地区訪問には、辻恵、稲見哲男、中川治、阿久津幸彦各衆議院議員と松岡徹参議院議員が同行した。
岡田代表は午後には大阪刑務所を視察。松本大阪刑務所長とともに、受刑室、作業工場、風呂場などの所内を順次視察した。刑務所幹部職員から概況説明では、当面の大きな課題として、「収容率の慢性的な超過」「外国人受刑者の急増」「受刑者の高齢化・処遇困難化」など三点が示された。また、これからの刑務所のあり方について、PFIの導入や、受刑者の日課を作業中心から教育の割合を増やすなど、刑務所改革に向けての幅広い意見交換を行った。この視察には辻恵、樽井良和、阿久津幸彦衆議院議員が同行した。
夕方からは、民主党大阪府総支部連合会主催の講演会があり、300名以上の聴衆を前に岡田代表は、「透明性の確立」「社会的公正の実現」「地方分権の推進」などを中心に講演し、「今の政治の行き詰まりを自民党ではどうすることもできない。民主党がしっかりすることが大事だ。政権を取る準備はもうできている。皆さんの一層のご支援をいただきたい」と政権奪取に強い意欲を示すとともに、党へのさらなる支持を訴えた。その後の質疑では聴衆から、自衛隊のイラク派遣問題、年金問題、党組織の拡充などについて質問が出された。岡田代表は、それぞれの質問に対して、一つひとつ丁寧に答えていた。
|
|
|
|