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2004/11/24
鳩山ネクスト外相、アフガニスタンや中東諸国を歴訪し帰国
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鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣は24日、アフガニスタン、ヨルダン、イスラエル、パレレスチナを歴訪して帰国し、党本部で記者会見を行った。19日に日本を出発した今回の民主党アフガニスタン・中東訪問団は、団長に鳩山ネクスト外相、事務局長に藤田幸久国際局長、団員に大谷信盛ネクスト外務総括副大臣というメンバー。訪問団は各地で要人と会談し、精力的な日程をこなした。
まず訪問団は20日、アフガニスタンのカブールで、カルザイ大統領やアブドラ外務大臣らと会談。カルザイ大統領とはこれまで何度も会談している鳩山ネクスト外相は、大統領と再会した印象として、「大変に自信をみなぎらせていた」と述べるとともに、女性を含めた多くの人が大統領選挙の投票に行き、民主政治を学びつつあることの意義が非常に大きいことを強調した。
21日にアフガニスタンからヨルダンに移動した訪問団は、22日にはイスラエルのジェリコでエラカート交渉担当長官とパレスチナ情勢などについて意見交換を行い、さらにパレスチナのラマッラを訪問。アラファト議長の墓に献花を行った。同日、訪問団はイスラエルの国会議員らとも相次いで会談するとともに、ヨルダンを拠点にイラク支援を行っている日本や諸外国のNGO関係者とも懇談し、イラクに対する支援のあり方について意見交換を行った。鳩山ネクスト外相は会見で、この懇談に関して特に触れ、「外国人が、誰であっても(イラクの)中で仕事をすることは、きわめて難しい状況になっていることを痛感した。かなり厳しい状況だ」とし、「外国の人に雇われて仕事をしているイラク人、ということになっただけでもターゲットになるという話で、イラクは皆さんが考えている以上に切迫した状況だ」と述べた。
また、訪問団は23日にはヨルダンのアンマンでハッサン王子と会談して中東和平の見通しなどについて意見交換を行ったほか、国連イラク支援団(USAMI)の水野時朗法律顧問らとも会談を行った。
こうした訪問団の日程と会談の内容について説明した鳩山ネクスト外相は、記者団からの質問に答え、イラク情勢については改めて、「米軍の行動によって、結果としてイラク全体が今までよりもはるかに危険な状況に陥っている」と指摘した上で、自衛隊のイラク派遣延長問題に関しても、小泉首相は延長を明言はしていないなどと前置きした上で、「もし既に自衛隊の派遣延長を決めているとすれば、現実をよく見ていないとしか私には思えない」とし、「小泉首相には、ここは撤退する勇気を持っていただきたいと改めて申し上げたい」と述べた。
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