2004/12/13
藤井代表代行、鳩山ネクスト外相ら、アブドラ国王と会談
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民主党の藤井裕久代表代行、鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣らは13日午前、都内でヨルダンのアブドラ国王と会談した。
会談の冒頭、藤井代表代行は、民主党とのこれまでの友好な関係や11月に鳩山ネクスト外相がヨルダンを訪問した際の尽力への謝意を示した。それに対してアブドラ国王は、中東全域における日本の貢献に言及し、パレスチナ問題についても日本の役割は大きいとする見方を示した。イラクへの自衛隊派遣については「日本国内において非常にセンシティブな問題であることは知っている」とした上で、日本とは協力体制を整えたいとした。
藤井代表代行はアラブ社会での植民地政策に関与した経験がない日本について「クリーンハンドであるために、中東地域で高い評価を得ていた」と述べ、しかしイラクへの自衛隊派遣によって「派兵した」とする認識が広がり、評価も変化しつつある点を指摘し、自衛隊派遣については慎重な態度をとるべきとする民主党の立場を改めて説明した。
続いて鳩山ネクスト外相は、アラファト前議長の死去を受けて来年1月に実施される予定のパレスチナ自治政府の議長選挙について、「パレスチナの今後を占う上で大事な選挙。公正な選挙が行われることが重要」とする見方を示し、日本からも選挙監視団を派遣すべきとする意見を表明した。
アブドラ国王は「大変素晴らしい。賞賛に値する」と賛意を示し、派遣された監視団に対しては情報を提供したいとして、協力する姿勢を示した。
イラク復興支援に向けて鳩山ネクスト外相は、NGOを活用した支援を中心にすべきとする民主党の考えを示した。
なお会談には、末松義規イラク問題等プロジェクトチーム事務局長、首藤信彦衆議院議員が同席した。
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