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2004/12/17
なし崩し的な派遣延長阻止を 仙谷政調会長が連合主催の集会で


 日本労働組合総連合会(連合)主催の「イラクへの自衛隊派遣延長に反対し即時撤退を求める12・17中央総決起集会」が17日、都内で開催され、仙谷由人政策調査会長が約5000名の参加者を前に挨拶を行った。

 笹森清連合会長の挨拶の後、壇上で挨拶した仙谷政調会長はまず、「自衛隊のイラク派遣延長に反対をして、即時撤退を求める強いお気持ちで結集をされた連合の皆さんと心を一つにして、民主党も、自衛隊が一刻も早く撤退するようにたたかうことをお誓いするために出席させていただいた」と前置きした上で、民主党が先の臨時国会でイラク特措法廃止法案を提出するなど、イラクへの自衛隊派遣に強く反対してきた経緯を強調。

 その上で仙谷政調会長は、イラク戦争とその後のイラクへの米軍駐留には、「何の正義も正当性も合法性もない」と断じ、米国に対して国連の枠組みに立ち戻るよう強く要求した。そして「政権交代を通じて本当の民主主義をこれからつくりあげる」との強い決意を披露し、「イラクへのなし崩し的な派遣延長を一刻も早く止めさせる、その声を日一日と大きくしていただきたい」と会場の参加者に力強く呼びかけた。仙谷政調会長は最後に、「私どももそのために政治の場で頑張り抜きたい」との決意を改めて明らかにして、挨拶を締めくくった。

 なおこの集会には、民主党から大畠章宏衆議院議員(組織委員長)、岡崎トミ子(副代表)、那谷屋正義両参議院議員も出席した。
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