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2004/12/19
【定期党大会】地方代議員・特別代議員総会で活発な意見相次ぐ


 民主党2005年度定期大会で19日、政策分科会・選挙組織分科会に続き、地方代議員・特別代議員総会が行われ、冒頭で岡田克也代表が挨拶に立った。

 岡田代表は「はじめての地方での党大会開催だが、地方主権を唱える民主党として新しい試み。できるだけこういう形で各地域で開催していきたい」と述べるともに、来年一年間に民主党が何をなすべきかについて率直な意見をと要請した。また、自らの認識については「来年は民主党が次の総選挙で政権交代を確実に行うための非常に重要な基礎固めとなる大事な一年となる」と語り、「しっかりと根をはり、枝をはるか。そのことによって次の総選挙の結果が決まってくる」とし、重ねて活発な意見交換を求めた。

 続いて、大会実行委員長の藤井裕久代表代行が「皆さんの合意を得て、来年は自民党と対決する。その先鞭をつける大会」と力強く語った。
 
 藤井代表代行に続いて報告に立った川端達夫幹事長は「とにかくこの日本をもう一度元気がある、安心できる社会につくりかえなければならない。国民から信頼される政党として、心を合わせてがんばりぬく決意の大会」だと語り、先の国会において議論をさけ、審議拒否、多数決の論理で乱暴な国家運営を行ってきた自民党に対する国民の怒りと不信をぶつけるような戦いを行って行きたいと訴えた。政治とカネ、イラク、年金問題や相次ぐ災害対応などについて次期通常国会で引き続き追及していく考えを明らかにした。川端幹事長はまた、党として約2200万円の浄財を集めた募金活動はじめ新潟県中越地震への各都道府県連を支援・協力への謝意を示した。

 質疑・討論では「来るべき総選挙で政権交代にむけ命がけで取り組まなければならない」とする力強い意見に始まり、「民主党の政策課題に少子化問題を取り上げるべき」「米軍基地問題は沖縄県だけのことでなく国の問題ととらえ、民主党としても方向性を示してほしい」「政官業癒着の構造を断ち切るために指名入札制度をやめさせ一般競争入札制度への切り替えを推進させる政策を」「地域活性化・中小企業対策としてものづくり支援政策を」といった意見が出され、仙谷由人政調会長が少子化対策・一般競争入札の実施はじめ、「ものづくり政策のブラッシュアップに取り組んでいく」と表明した。
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