民主党の菅直人代表と自由党の小沢一郎党首は5日、愛媛県松山市で街頭演説に立ち、厳しい残暑の中を駆けつけた多くの市民を前に、真に国民のための政権をつくろう、と訴えた。
小沢党首は、「小泉総理がこの2年数ヶ月の間にやったことといえば、医療費を値上げし、特殊法人を独立行政法人にして役員の数を3倍にし、国会のチェックを届かなくするなど官僚王国を作っただけ」と小泉改革のでたらめな実態を鋭く批判した。
菅代表は、「一つの政権与党が行き詰まったらそれに変わるもう一つの受け皿がなくてはならない。そのために民主党と自由党が合併する」と宣言。「私たちが政権をとったら、当たり前のことをやる。すなわち、皆さんの納めた税金を一部の政治家、官僚、業者らがピンはねしている現状を打破し、国民のため、経済のため、日本の将来のために使うことだ」と訴え、政権交代実現へ力を合わせることを呼びかけた。
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