ニュース
ニュース
2005/10/18
明日の党首討論では外交・安保を広い観点から議論 前原代表
前原誠司代表は18日午後、党本部で定例の記者会見を開き、パキスタン地震への今後の対応、テロ特措法採決、明日の党首討論に臨む姿勢などについて、所感を述べた。

 まず前原代表は、パキスタンの地震被害に関して、民主党が派遣した現地調査団の報告を受けた印象として、「相当長い期間の支援が必要だと痛感した」と述べ、「官邸への申し入れもしっかりやっていきたい」とするとともに、募金活動も更に行っていく意向を明らかにした。

 今日の衆議院本会議でのテロ特措法の採決についても前原代表は、「どのような効果が上がっているか、政府の十分な説明があるか」に注目して検証したが、「十分な説明責任が果たされなかった」などとして反対に回ったことを改めて強調した。前原代表はその上で、包括的な内容の恒久法・基本法の必要性を強調し、党内で「研究を進める」などとした。

 また前原代表は、明日予定されている党首討論についても言及。代表経験者である鳩山幹事長から、予算委員会などとは「雰囲気が違う」などとアドバイスを受けていることを明らかにし、討論の内容についても、「外交・安全保障を取り上げる」と述べた。更に前原代表は、その中でもエネルギー・食糧などの問題も含め、「広い観点から議論する」意向を表明し、「細かい議論をするつもりはない」などと、小泉首相に論戦を挑む意気込みを力強く語った。
記事を印刷する