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2003/10/02
【参院予算委】内藤議員、年金制度改革への無責任ぶり質す


民主党の内藤正光議員は2日、参議院予算委員会で質問に立ち、04年までに基礎年金国庫負担割合を2分の1に引き上げることを定める00年の改正法附則の実現の可否、今後のあるべき年金給付水準の考え方について、小泉首相らの見解を質した。

 国庫負担割合の引き上げ問題では、「本当にこの法律通り来年引き上げを行うのか」と迫る内藤議員に、谷垣財務相は「あくまで安定した財源確保策と一体で検討すべきもの」と繰り返し、先送りの可能性をほのめかした。

 内藤議員はまた、2000年生れ世代の厚生年金の保険料負担に対する給付の割合が1940年生れ世代の4分の1以下と著しい不公平を生じていることについて、昨年末の厚労省案たたき台でもほとんど変化しないことを指摘、「若い人たちの不信感にきちんと答えるような改革をすべきだ」と強調した。
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