民主党と自由党の合併党大会が5日都内で、約2千人が参加して開かれ、「政権交代を成し遂げていく」(菅直人代表)ことを全員で確認、国会議員・予定候補が「民主党政権政策/マニフェスト」に署名し、来る総選挙でこれを前面に掲げて戦うことを誓い合った。
菅直人代表は冒頭のあいさつで、鳩山由紀夫前代表の合併への尽力を称えるとともに、「今回の合併は自由党にとって、生易しいものではなかった。政治を変えるためには新たな政権を作ることが何よりも必要だと、全員が参加された。皆さんとともに、新しい候補者とともに、政権交代を成し遂げていく」と力強く述べた。
続いて小沢一郎前自由党党首が「いかなる手段を使っても必ず政権交代を成し遂げることを誓う。日本一新の最終ページが始まった。日本を破滅から救う、政治的大事業に取り組む。今度の総選挙は国民生活破綻の小泉政権か、民主党による生活再生かだ」とあいさつした。
来賓からのあいさつでは、ジャーナリストの下村満子さん、連合会長の笹森清さん、埼玉県知事の上田清司さんから、新しい民主党に対する熱いエールが送られた。
次に党務報告に立った岡田克也幹事長は、間近に迫る総選挙に向けた候補者の擁立状況について、5日までに公認259人、推薦11人の計270選挙区の予定候補者が決まったことを報告、「今後300人に限りなく近づけていきたい」と表明した。
大会の最後に、菅代表がマニフェストを提案。政治の目標を脱官僚政権で「最小不幸社会」を作ることだと提起した。
●「必ず政権交代を成し遂げる」菅代表が挨拶
●「民主党政権で本当の改革を」小沢前党首が挨拶
●各界の来賓から熱いメッセージ
●岡田幹事長、総選挙候補擁立状況を報告
●菅代表がマニフェストを発表
|