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2005/10/27
議員年金廃止法案の早期審議入り求め、新橋駅前でアピール


国会議員互助年金(議員年金)を年内に廃止するため民主党が20日に提出した民主党案の早期審議入りを求め、法案提出者の河村たかし衆院議員は27日、東京・新橋駅SL広場で街頭活動を展開。市村浩一郎、菊田真紀子両議員も同行し、足を止めたサラリーマンにチラシを配り、議員年金廃止の必要性をアピールした。

 国会議員の年金について河村議員は、国民年金の支給を受けた上に、年間最低412万円の支給を受けることができる実態を指摘。80歳を超えれば約1億円の年金が支給されることになるとの見方を示し、「こんなバカなことが許されていいのか」として、子育て世代よりも多くの収入を得ることを問題視した。「国会議員も国民と同じになるというだけのことだ」と強調。議員年金廃止に向け、何としても審議入りを実現していきたいとした。

 市村議員も「せっかく民主党が法律を出したにもかかわらず、与党は審議しようとしていない」と語り、このままでは審議未了のうえ廃案となってしまうと説明。「国会議員の特権的立場をやめて当たり前のことを当たり前にしようという民主党案をマスコミも取り上げようとしない」と訴え、国民の皆様の声で早期審議入りを実現していきたいと主張した。

 菊田議員も「国会議員だけが特権が許されていいのか。まず隗より始めよだ」と述べ、税の無駄遣いは自分たちの足元を是正していくことから正していきたいと強調した。

 そうした訴えに聞き入っていた聴衆の間からは「そうだ」の声が相次ぎ、民主党案審議入り実現への期待感が示された。
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