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2003/10/25
「全国知事会の要請に応え、マニフェストに追加したい」菅代表


民主党の菅直人代表は25日、京都市内で記者会見を行い、民主党マニフェストに盛り込んでいる地方公共団体への一括交付金について、その配分基準などを「追加のマニフェスト」で明らかにする考えを示した。

 菅代表は冒頭、刺殺された故・石井紘基衆院議員の一周忌に当たり、「闇の政治構造と闘い抜いた石井議員の遺志を継いで取り組んでいく」と表明した。

 民主党の提案する「ヒモつき補助金18兆円の廃止」に関し、「改革後の国家公務員の配置を含め具体的な道筋を明らかにするとともに、補助金廃止に伴う12兆円の一括交付金の地方配分基準を明示すべき」と求めた全国知事会の要請については、「追加のマニフェストを準備」することで対応していく考えを明らかにした。

 また、民主党マニフェストにある「小学校30人学級の実現」について自民党の安倍幹事長が「日教組の圧力によって教員の雇用増を目指すもの」などと批判している点については、「文部科学省も少人数学級の実現を掲げていたはず。まず自民党は賛成なのか反対なのか、立場をはっきりと政権公約に示してほしい」と牽制した上で、「民主党案は、学力低下が叫ばれる現状の改善策だ」と提案の目的を強調した。
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