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2005/09/13
2480万人もの信頼と投票、大変心強くありがたい 会見で岡田代表


総選挙敗北の責任を取って代表退任を明らかにした岡田克也代表は、13日午後、党本部で、代表として最後となる定例記者会見を行った。

 岡田代表は冒頭、「二大政党制、政権交代の政治に向けて努力してきた。候補者擁立や党改革などを進め、二大政党の基盤をつくることができたと自負している」と幹事長時代を含めた2年9カ月あまりを振り返った。

 今回の総選挙については、「逆風が吹き荒れて、厳しい対応を迫られた中でも、(小選挙区で)2480万人もの方が民主党の候補者を信頼し、投票してくれた。大変心づよいし、ありがたい」と感謝の意を表した。その上で、「切り過ぎたカードのツケに悩むことになる」小泉首相に対し、民主党は失うものがないと指摘し、しっかり着実に力をつけて、次回総選挙では政権交代を実現するという目的に向かって、新執行部にはまい進してもらいたいと述べた。

 選挙の争点をひとつに絞った小泉首相の戦術については、大きい政策について堂々と論じ合い、日本の民主主義を深めるという本来あるべき姿から見れば、禁じ手ではないかと指摘。また、今まで政治に関心の無かった人が多く投票に足を運び、投票率が上がった傾向について、「いったん投票した以上は、今後の政治の動きに責任と関心を持つはず」であり、「次回以降、より政治に関心を持った上で判断をしてもらえる基礎ができた」との見解を示した。「日本の政治を、政権交代ある政治に向けて変えていくきっかけになった」などと今回の総選挙の意義について語った。
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