2005/09/17
「人事は能力主義、適材適所。党内バランスは考慮しない」初会見で前原新代表
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両院議員総会での投票で選ばれた前原誠司新代表は、17日午後4時40分から、総会の行われた東京都内のホテルで、就任後初めての記者会見に臨んだ。
前原代表は「私は43歳だが、今回の選挙は年齢、世代対立の選挙とは思っていなかった。この党をどう立て直すのか、民主党の本気さを国民の皆さんに示したいとの一心で立候補した」と代表選を振り返り、「この初心を貫いて、頑張っていきたい」と抱負を述べた。
記者からの質問で、代表選で繰り返し強調した「闘う政党」についての具体像を求められた前原代表は、「党内でなあなあにしない。意見の合わないものも先送りにしない。そしてまとまったことは国会の中で徹底的に(与党と)対峙する」と説明。そして「多くの国民から本気で政権を取ろうとしているのか、本気なのかを問われている。まずは党内の意見集約、それを国会で闘わせていくこと、これが私たちの闘う姿勢だ」と強調した。
憲法改正についての取り組みを聞かれた前原代表は「党の憲法調査会の議論をスピードアップして、受け身にならないよう、しっかりとした我々の案を持って対応できるよう、今後との党内議論を進める」と答えた。
また、それに関連して国会での合意形成については、「闘う姿勢は持ち続けるが、すべて反対、何でも反対という野党にはならない。大事なことには賛成し、足らざる部分には建設的な提案をし、おかしなことにはおかしいと意思を示し、われわれの対案を示す」との方針を明らかにした。
自民党との違いについての質問では、「自民党は大きな政府、無駄が多い政府、既得権益にはメスを入れない政府。民主党は無駄を削り、既得権益にメスを入れ、効率の良い政府を作り、本当に必要で足りないところにお金を回し、セーフティネットをはる」と述べ、全く違う政府像をもっていることを強調した。
人事については、記者会見では具体的な人選は明らかにしなかったが、「熟・壮・青のバランスをとるが、能力主義、適材適所を貫いて、挙党態勢を築く」との方針を示した。
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