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2005/09/21
「批判だけでなく、対案を示し徹底審議していく」野田国対委員長
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野田佳彦国会対策委員長は21日午前、国対役員会終了後に定例会見を開き、同日召集された第163回特別国会での民主党の闘う姿勢を明らかにした。
国会会期について特に言及した野田国対委員長は「果たして臨時国会を開くのかどうか」と前置きした上で「特別国会としては異例の長さと言われているが、臨時国会をもし開かないのであれば、これは長い国会ではない」と指摘。
12月に派遣期限が切れるイラク自衛隊の問題、国民の健康被害に係るアスベスト対策など、多くの問題が山積している状況を改めて列挙した野田国対委員長は、「廃案になった郵政法案だけを審議する。そうした都合のことだけは審議し、都合の悪いことは国会を閉じてしまって、臨時国会を開かないということであるならば、42日間という国会会期は決して長いのではなく、むしろ短すぎる」と重ねて語った。
その上で野田国対委員長は、重要法案については、単に批判だけでなく、しっかりと対案を示して、堂々と徹底審議をしていくという闘う国対の姿勢を改めて強調。特に郵政法案に関しては政府・与党案に対し、郵貯の預入限度額引下げを盛り込んだ民主党としての対案を早急に提出し、徹底審議を行っていく考えを示した。
同時に、もうひとつの闘う国対の柱として「行革なくして増税なし」との前原誠司代表が掲げる大方針を改めて示し、「それに基づいて、血税の一円たりともムダ遣いさせないという気構えをもち、自民党の政党批判だけに留まらず、政府を立ち往生させるような質問を予算委員会を中心に行っていく」と語った。
さらに、民主党が衆院選で示したマニフェストにも明示した議員年金廃止に向け、法案を速やかに提出していく考えも明らかにした。
なお、後藤田正晴元副総理の逝去については、「存在感があって偉大な政治家が亡くなった。心からお悔やみ申し上げたい」と述べた。
民主党国対役員会の構成は以下の通り。
国対委員長 野田佳彦
国対委員長代理 藤村 修
筆頭副委員長 永田寿康
国対副委員長 中川正春 議運筆頭理事
同 三井辨雄 議運理事
同 黄川田徹
同 牧 義夫
同 前田雄吉
同 松野頼久
同 山井和則
同 神風英男
同 田島一成
同 近藤洋介
同 高山智司
同 三日月大造
同 津村啓介
同 泉 健太
同 寺田 学
同 石関貴史
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