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2005/09/27
常任幹事会、参院神奈川補選への積極的取り組みなどを確認


27日午前、国会内において第345回常任幹事会が開催され、参院神奈川補欠選挙への積極的取り組みなどを確認した。

 川端達夫常任幹事会議長の司会の下、冒頭、前原誠司代表が挨拶に立った。前原代表は、首相の所信表明では郵政民営化以外の問題に触れておらず、税の問題にも触れていないが、外野席では定率減税の廃止などが言われていると述べ、「国民は郵政だけで政治選択をしたことを失敗だと思い始めている」と語った。そして、参院神奈川補選はその節目となる選挙であり、「自らも先頭に立ってこの補選を勝ちにいきたい」と決意を表明した。

 続いて鳩山由紀夫幹事長が報告を行い、まず役員一覧を提示し、今後各委員会の委員長代理および副委員長を補っていくと述べた。総選挙総括については、幹事長の下でたたき台を作成するとともに、10月中旬までに都道府県連から総括の提出を要請し、衆参両院議員による討議、全国幹事長会議を経て、年末に予定している党大会に改革案として提出したいと述べた。鳩山幹事長は質問に答える形で、今後2か月を目処に、新たな総支部長を決めていきたいと述べた。

 また、鳩山幹事長から前川選対本部事務局長兼組織委員会参与が9月一杯で退任するとの報告があり、前川事務局長より「今回の選挙結果は不本意だが、民主党の支持は着実に全国に根付いており、この財産を大事にしてもらいたい」との挨拶があった。

 野田佳彦国会対策委員長からは、所信表明に対する代表質問などの国会日程が報告された。松本剛明政策調査会長からは、「次の内閣」において郵政に関する対案作成が決定し、現在調査会で審議していること、迂回献金禁止に関する法案を提出すること、および議員年金廃止法案を作成していくことなどが報告された。

 次に報告・承認事項に移り、幹事長より参院神奈川補選に対応するための「国政統一補選対策本部」の設置と人選の一任が報告され、承認された。安住淳選挙対策委員長より新たな選挙対策委員会の構成が報告され、参議院から代理格のメンバーを追加することを含め、承認された。また、神戸市議補選の公認決定が報告され、承認された。さらに、安住選対委員長より、参院神奈川補選の候補者選考状況について報告があった。

 次に協議事項に移り、選対委員長より神戸市長選挙の推薦決定が提案され、承認された。その際、首長選挙における複数政党による推薦の是非についての議論があった。
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