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2005/09/27
前原代表、中国共産党中央対外連絡部二局の李軍局長と意見交換


前原誠司代表は27日、党本部で中国共産党中央対外連絡部二局の李軍局長、逍世通日本課課長らの表敬訪問を受け、意見交換した。李局長と前原代表は旧知の間柄で、訪問は代表就任のお祝いのために行われたもので、親しく言葉を交わした。

 李局長から日本の今後について問われたのに対して、前原代表は、「内政は郵政問題や税制問題がメインになるだろう」と回答。続いて「今年は日中両国にとって大事な年なので、日中協力してやっていきたい」との李局長の発言に対しては、「経済、エネルギー、地球環境等の問題や北朝鮮をめぐる地域の安定にむけては日中の協力なくしては有り得ない」と前原代表は語り、日中関係を重視する考えで一致した。

 その上で李局長からは、両国首脳間での対話を重視する必要性が改めて示された。

 一方、前原代表から衆院選での自民党の大勝で中国の反応に変化があるかを質したのに対して、李局長は、「中国は一貫しているので変わりはない」と回答。両国間の協力分野を一歩一歩進めていく従来の両国関係に変化がないとの考えが示されるとともに、「日中間は歴史を鏡にして未来を展望する(関係)なので、しっかりと日中で(交わされた)文書なども踏まえて、対応してほしい」とも語った。

 前原代表が小泉首相が年内に靖国神社への参拝を強行した場合、日中関係がぎくしゃくすることになるのではと懸念を示したのに対しは、「そういうことがないようにお願いしたい」と李局長は述べ、日本政府の慎重な対応を求めた。

 なお、民主党からは鳩山由紀夫幹事長、末松義規国際局長も同席した。
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