ニュース
ニュース
2003/11/11
「特別国会で自衛隊派遣の説明を」菅代表
民主党の菅直人代表は11日、政府がイラクへの自衛隊派遣計画決定を特別国会召集後に先送りしたことについて記者団の質問に答え、「たんに国会での議論から逃げるための先延ばしなら、国民に知らせずに派遣を決めようという、きわめて重大な問題だ」と指摘した。

 菅代表は、今回政府が自衛隊派遣の基本計画決定を延期した理由について「2つ要素がある。総選挙での民主党の躍進と自民党の停滞、そしてイラク情勢がますます悪化し、非戦闘地域がありうるのか、それを説明できるかで(政府内に)躊躇があること」と分析。その上で、「総理が選挙中にも間近に派遣すると言ってきた以上、閣議決定の報告があろうとなかろうと、特別国会で派遣について説明すべきだ」と述べ、国会でこの問題を議論し、派遣断念に追い込む姿勢を明らかにした。
記事を印刷する