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2003/11/21
「総選挙後に首相が所信表明しないのは前代未聞」岡田幹事長会見
民主党の岡田克也幹事長は21日の定例記者会見で、政府・与党が小泉首相の所信表明を行わず、衆参たった半日ずつの予算委員会で特別国会を閉じようとしていることについて、「これから3年やろうとしている首相が国民に訴える機会を自ら閉じてしまうのは、考えられないこと。小泉首相が国民の方向を向いていない証だ。憲政史上もまれに見ることだ」と強く批判した。

 岡田幹事長はまた、25日に開かれる衆議院予算委員会で菅直人代表、山岡賢次国対委員長代理とともに質問に立ち、所信表明を行わない小泉首相に対して内政・外交全般の政治姿勢を質すと表明。特にテロが続発するイラクへの自衛隊派遣について、政府として取りやめの意思決定を行うよう求めていく考えを強調した。

 先の総選挙で「比例は公明党」と訴えた民主党公認候補者がいたことへの対応を問われると、「現在実情の把握に努めている最中だが、比例で他党への投票を呼びかけたという明確な証拠があれば、党のルールに反している」とし、調査結果によっては党規約に従って何らかの措置をとる考えを示した。
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