ニュース
ニュース
2005/04/05
常任幹事会 統一補欠選挙勝利への全力投球を確認
 5日午前、国会内において第332回常任幹事会が開催され、年金改革協議、代表の全国行脚、民主党04年度決算などが報告・承認され、統一補選への全力を挙げた取り組みが確認された。

 冒頭に岡田克也代表が挨拶に立ち、47都道府県への全国行脚を達成し報告書ができたこと、統一補選および都議選終了後の夏から新たな全国行脚を展開することを述べた。また統一補選は秒読み段階に来ており、二補選とも勝利するよう頑張っていくと決意を表明した。

 続いて川端達夫幹事長が報告事項の報告を行い、(1)「年金両院合同会議」の設置が決まり、構成は幹事長に委ねられているので、提示した通り決めたい、(2)統一補選は最終段階に来ているため、6日に選対役員会、7日に全議員による決起集会を開催する、などと述べた。

 次に鉢呂吉雄国会対策委員長は、(1)郵政問題の集中審議を予定していたにもかかわらず与党の都合で実施できないので、その責任を厳しく追及するつもりである、(2)自民党の派閥である平成研究会が収支報告において15億円を使途不明として処理しようとしていると聞くが、それを委員会に提出するよう求める、(3)BSE問題など複数の委員会にまたがる問題について連合審査を求めていく、(4)災害被災者生活再建支援法案の委員会付託を議運委で求めていく、(5)3年間継続してきた議員歳費の10%カットについては、民主党の厳しい景気見通しを踏まえて継続を提案する、などと述べた。

 仙谷由人政策調査会長は、(1)「年金両院合同会議」のメンバーが決まったので、幹事会を開催して動かし方を協議していくが、霞ヶ関の官僚の力を借りずに実質的な政策論議が出来るかが問われる場である、(2)郵政民営化の政府案に対して談話を発表したが、改革とは程遠いものである、などと述べた。

 平野博文幹事長代理からは、代表全国行脚報告書の配布、世論調査の結果などが報告された。

 次に報告承認事項に移り、まず川端幹事長より、外部監査および内部監査の報告書とともに民主党の04年度決算の確定版(党大会に提出されたのは仮決算)が報告され、承認された。

 また、玄葉光一郎選挙対策委員長より、衆院内定候補者および都議選候補者の決定が報告され、承認された。平野幹事長代理からは、総支部代表者の交代が報告され、承認された。

 最後に川端幹事長より、統一補選期間中は常幹を開催せず、必要な場合には持ち回りとするとの提案があり承認されるとともに、および補欠選挙は勝利の可能性を捕らえて全力投球するとの決意が述べられた。
記事を印刷する