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2005/04/06
「政権準備政党として提案型で議論した」党首討論後に岡田代表
 岡田克也代表は6日、党首討論後に国会内で記者団の質問に答える形で、小泉首相との議論の感想として、「提案型で(議論を)行ったが、いつもの通りあまり答えはなかった」と語った。

 また、竹中郵政民営化担当相が、5日午前の衆議院総務委員会を郵政民営化法案の調整を理由に欠席した件について、自民党内からも批判が相次いでいる問題への見解を問われたのに対しては、「大臣は国会に出て、答弁をする責任があるので、その責任放棄がなされたということであれば責任は重大」と語り、具体的対応は国会対策委員会を通じて行っていく考えを示した。

 災害対策やBSE問題での政府のリーダーシップを岡田代表が求めたのに対して、首相から踏み込んだ答弁がなされなかったことについては、「郵政問題で頭がいっぱいなのではないか」と語り、民主党が代表質問以降、委員会質疑等で継続して議題にしてきたにもかかわらず、何ら前進が見られない現状についても、「何とかしなければならないという意志があれば、もう少し突っ込んだ答弁ができるはず。総理には関心すらない」と指摘した。

 また、党首討論の議題とは別に、衆参両院議員歳費の1割削減を、平成17年度も継続するための国会議員歳費法改正案を、民主党が提出する方針を決めたことに関して、自民党側から「補欠選挙目当ての人気取り政策」との批判が出ている点についても岡田代表はコメント。「歳費の1割カットを3年間続けてきた理由は、厳しい財政状況に対処するため。現在、経済状況が良くなったとは思えない」と指摘。景気が回復したとの判断から法案を提出しない方針を固めた自民党に対し、逆にその根拠を問いたいとした上で、経済情勢の回復傾向が見られない中、議員歳費の1割削減は妥当とする考えを改めて示した。
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