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2005/04/06
岡田克也代表、障害者の方たちの雇用現場を視察


 岡田克也代表は7日、神奈川県横浜市の社会福祉法人・電機神奈川福祉センター、東芝の特例子会社・東芝ウィズ(株)を相次いで訪れ、障害者の雇用を促進するためにどのような支援が行われているか、さらに実際の雇用の現場を、短時間ながらも精力的に見て回った。

 今回の視察には、横路孝弘『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣、佐藤謙一郎ネクスト環境大臣、大島敦・園田康博両衆議院議員も参加した。

 はじめに電機神奈川福祉センターを訪れた一行は、センター長の土師修司専務理事から障害者の雇用状況や、職業訓練などの概要の説明を受けた。その後知的障害者通所授産施設「ぽこ・あ・ぽこ」(ラテン語で少しずつ・一歩ずつの意)に移動し、部品の加工やリサイクル、清掃作業の訓練などを視察した。

 次に、今年4月1日に設立され、「ぽこ・あ・ぽこ」からは8名が就労している東芝の特例子会社東芝ウィズ(株)を訪問。設立の経緯などを聞いた後、関係者らの案内で、実際に就労し清掃業務を主な仕事としている障害者の作業状況を視察した。

 視察後に記者団の質問に岡田代表は、「働く意欲と能力がありながら、機会に恵まれないハンディのある皆さんに対し、社会全体が働くことを進めていかなくてはいけない」と話し、「働くことは人間にとって自己実現でもあり、その場をつくっていくことは政治の責任だと思う」と述べ、障害を持った人たちの雇用をさらに進めていく考えを示した。
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