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2005/04/09
「全国民の思いがこもった大事な選挙」岡田代表、福岡市内で記者団に
 岡田克也代表は9日午後、福岡市内で記者団の質問に答え、12日告示、24日投開票の衆議院統一補欠選挙について、「皆さんだけの1票ではなく、その後ろに300小選挙区、全国民の思いがこもった大事な選挙」であることを有権者に訴えていくと語った。

 また、街頭演説で郵政問題に必ず触れたことについて問われた岡田代表は、政府・与党のこの問題に関する動きを、「どうでもいい、小さな話」だとして、「根本的な郵政民営化の意義や、その結果何が起こるかの骨太の議論が、ほとんど政府・与党のなかでなされていない」と改めて厳しく指摘。

 竹中郵政民営化担当相の総務委員会欠席問題に関しても、自分の都合で委員会を欠席したのは吉田茂首相以来であるとし、「少なくとも議院運営委員会の場に出て釈明し、非があれば謝る」べきであると改めて述べた上で、その身の処し方については、「自ら責任を取って辞任すべき」だと厳しく指摘した。

 また、中国で大規模な反日デモが行われたことについて岡田代表は、日中首脳間で信頼関係が構築されていないことに大きな懸念を示した。その上で岡田代表は、小泉首相が、郵政民営化にかまけてBSE(牛海綿状脳症)問題や被災者生活再建支援法改正についても、他人事のように関係大臣に任せ、ほとんど関心を示さず当事者意識がないと指摘。「総理大臣の自覚が足りない」と厳しく批判した。
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