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2005/04/10
女性の視点を国政へ 議員の妻19人が平田まさのりさんと行動


 民主党は10日、「萌える福岡の会」と称して、岡田克也代表の妻・多津子さん、川端達夫幹事長の妻・冨美子さん、鳩山由紀夫元代表の妻・幸さん、菅直人前代表の妻・伸子さんをはじめとし、衆参両院の国会議員のパートナー19人が福岡市に結集。福岡県第2区の平田まさのり総支部長を先頭に、街頭演説・歩行遊説を行った。

 あいにくの雨が降り出した中、藤田一枝衆院議員の司会で行われた街頭演説で、最初にマイクを握った鳩山幸さんは、「小泉政権になって日本は良くなりましたか」と訴え、9日に内閣府が公表した「日本で一番悪化しているのは景気ではなく治安」とする世論調査を引き、治安悪化を懸念する声が国民の約48%にのぼる実態を指摘。自民党政治のツケが国民生活に不安だけをもたらしているとの見方を示し、「家族の安心・安全を願う女性の声が届く政治を、民主党が実現させるために力を貸してほしい」と聴衆に呼びかけた。

 菅伸子さんは複雑な制度のために老後の安心に繋がらない社会保障制度の問題に言及。「国民生活を考えたとき、年金制度改革こそ最優先課題であるのに小泉総理は郵政改革ばかりを声高に叫んでいる」として、国民無視の小泉政治を痛烈に批判した。また、問題が山積しているにもかかわらず日本が変われないのは、官僚誘導政治に起因するとして「官僚に抑え込まれている政治を(国民の声を代弁する)政治家の手に取り戻さなければならない」と語り、民主党こそがそれを実現できる唯一の政党であるとアピールした。

 岡田多津子さんも降りしきる雨をもろともせずにマイクを握り、「大変緊張しております」と前置きした上で、「それでも敢えてここに立ったのは、どうしても民主党に政権交代させていただきたいから。民主党が政権を担い、本当の民主主義を確立することが岡田克也の悲願です」と力説。交通事故に遭い車イスの生活を余儀なくされながらも、ハンディにくじけることなくアメリカで弁護士資格をとり、そして「日本の政治を変えるために自分も力を尽くしたい」と行動を始めた平田総支部長の決断には、多くの患者さんと相対する日々を送る女医として視点から、「並々ならぬ決意であったはず」と暖かさと敬意を込めて語った。その上で、高い志をもち、人の痛みを実感として理解する平田総支部長こそ、福岡市民の思いを託しうる人材として、福岡県第2区と、民主党への支持を訴えた。

 こうした女性たちの声援を受けて挨拶に立った平田総支部長は「昨日福岡入りした岡田代表の、小泉政権に真っ向から向かっていく力強い演説に心打たれたが、本日は岡田代表のパートナーである多津子さんの心から出る応援の弁に目頭が熱くなった」と語り、多津子さんの訴え同様に、市民の皆さんのために政権交代を目指していきたいとする自らの思いを表明。「家計を預かっている女性たちの“何かおかしい”という声を国政に届けていきたい」として、福岡2区で民主党へ力強い声援を送って欲しいと要請した。

 街頭演説後に一行は、手に手にプラカードをもち、平田総支部長を先頭にアーケードを歩いて回った。わざわざ店頭に出てきて声援を送ってくださる商店街の人々や買い物の手を止めて手を振ってくれる方々と笑顔で言葉を交わした。

 なお、萌える福岡の会には、参議院側からは岩本智子さん(岩本司議員妻)、衆議院側からは高木恵子さん(高木義明議員妻)、北橋真弓さん(北橋健治議員妻)、古賀百合子さん(古賀一成議員妻)、佐藤置伽子さん(佐藤公治院議員妻)、城島貴子さん(城島正光議員妻)、中村瑞惠さん(中村哲治議員妻)、中山貴美子さん(中山義活議員妻)、古本雪路さん(古本伸一郎議員妻)、松崎澄子さん(松崎哲久議員妻)、松本珠美さん(松本龍議員妻)、三日月小巻さんとあやのちゃん(三日月大造議員妻・子)、山岡稚子さん(山岡賢次議員妻)、大島千代子さん(大島九州男福岡8区総支部長妻)、森山庸代さん(福岡市議会議員妻)が参加した。
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