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2005/04/16
「民主党に政権を任せて欲しい」宮城2区で岡田代表・仙谷政調会長
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衆議院統一補欠選挙での民主党候補への支持を訴え、文字通り北へ南へと精力的に応援活動を展開している岡田克也代表は16日、仙谷由人政策調査会長とともに、仙台市宮城野区の団地を訪れ、民主党の政策をアピール。演説の冒頭、今回の補選を、「政権選択の選挙」と位置づけ、古い自民党政治をこのまま続けていくのか、それとも民主党公認候補に代表される新しい、若い民主党に政権を任せるか、そのことが問われる重要な選挙と理解して欲しいと、集まった聴衆や団地の窓から顔を出して声援を送る住民に呼びかけた。
年金問題を第一に取り上げた岡田代表は、「年金をめぐる国会における議論がようやく今週から始まった」と報告。先の国会で強行採決された政府の年金改革案については、参院選で多くの国民から「改革ではない。もう一度やり直せ」との意思表示がなされたことを改めて指摘した。同時に、社会保障制度改革について協議する衆参両院合同会議の印象について「かなりがっかりした」と語り、「年金制度の抜本改革に本気で取り組む姿勢が自民党・公明党からは見えない」と批判した。実態に即した制度に変えていく年金改革の抜本改正をめぐっては、政府・与党には何ら期待は持てない現状を指摘。「年金改革の抜本改革をやり遂げていくために、ぜひ民主党に力を貸してほしい」として民主党候補への応援を要請し、ご支援の下に必ずや民主党が抜本改革を成し遂げていくと力説した。
岡田代表はまた、課題山積の中、郵政民営化問題だけに固執する小泉首相の政治姿勢にも言及。自民党内の民営化反対派と調整がつかない状況をさも自民党とたたかう小泉首相としてアピールの道具としている実態に疑問を投げかけ、民主党は拙速に改革を進めるのではなく、「郵政改革は重要と受け止めながらも、きちんと時間をかけて確実に改革を進めていく」として、国民の立場に立って議論していく姿勢を示した。
さらに外交問題も取り上げ、「韓国や中国との関係がなぜ悪いのか。それは日本の外交の失敗によるもの」と明確に指摘した。近隣諸国との関係確立なくして平和維持、経済維持はあり得ないとする自らの理念を岡田代表は示し、「小泉首相は日本国総理大臣としてなすべきことがわかっていない」と厳しい口調で批判。近隣諸国と信頼関係を民主党がリードして築きあげていく政治を、皆さんとともに築いていきたいと語った。
岡田代表は最後に一段と力を込めて、「小泉・自民党政権でいいのか。それがダメだというなら、私たち民主党にやらせていただきたい。ぜひ民主党に」と力強い支持を訴えた。
なお、街頭演説には宮城県連代表の安住淳衆議院議員も駆けつけ、熱弁をふるった。
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