2005/04/19
民主提出の日本版SEC設置法案、政府案と平行審議へ 鉢呂委員長
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鉢呂吉雄国会対策委員長は19日、国会内で記者会見を行った。
鉢呂国対委員長は冒頭、竹中郵政民営化担当相の総務委員会欠席問題について、追及は終わっていないとの考えを示した。竹中担当相と杉浦官房副長官が14日の総務委員会に出席して行われた弁明・質疑について、鉢呂国対委員長は、「事前に総務委員会の理事会で出席要請があった」との答弁に留めるだけでは「納得できない」とし、「答弁回避の欠席の疑いは払拭できない」と改めて指摘。総務委員会の理事会を早急に開き、責任のあり方を協議して議院運営委員会に上げるなど、対応を考えたいとした。
鉢呂国対委員長はまた、大臣在任中の無届けでの海外出張について、14日の総務委員会で他党から質問を受けた竹中担当相が「記憶にない」と答弁した件についても、今後の議院運営委員会で取り上げるなど、「明確にする必要がある」との見解を示した。
鉢呂国対委員長は続いて、民主党が13日に提出した証券取引委員会(日本版SEC)設置法案を取り上げ、19日の衆院本会議で趣旨説明と質疑が行われると語った。鉢呂国対委員長は同法案について「粘り強い努力で政府案と平行審議になった」とコメントし、民主党案の斬新性とその中身を国民に知らしめたいと訴えた。また、会社法案の連合審査が20日に決定されたと述べ、民主党の努力で成し遂げた連合審査を今後も継続させるため、またBSE問題の連合審査について実現させるため、さらに国民の関心を得たいとした。
鉢呂委員長はこのほか、対アジア・対中国などの外交問題の議論のため衆参予算委員会の実現を申し入れていること、20日に今国会3回目となる党首討論を開くことなどを語った。
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