2005/04/29
「日本をともに変えていこう」中央メーデーで岡田代表が挨拶
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第76回メーデー中央大会が、29日午前11時から代々木公園において開かれ、日本労働組合総連合会(連合)の発表によれば3万6千人以上の勤労者が参集した。
冒頭、笹森清連合会長が挨拶に立ち、「大きい者はより強く、小さい者はより弱く、弱い者が切り捨てられているが、連合は弱い者の立場に立って問題を解決していく」と決意表明した。また、景気と雇用の問題や政策の優先順位の問題に触れ、「小泉首相は優先順位を間違えている」と語り、社会保障制度の抜本改革を優先課題として取り上げた。最後に「連合労働運動の再生」を唱えて挨拶を終えた。
その後、岡田克也代表が挨拶に立ち、「小泉政権の下で間違った改革、偽物の改革が行われている。民主党の下で本当の改革をやらせてもらいたい」と訴え、偽物の改革の例として岡田代表は郵政民営化を挙げた。次に、年金問題について触れ、年金改革両院合同会議が始まったことは前進であるとしつつも、自公両党が、自ら強行採決した現行制度を素晴らしいと言っていることを厳しく批判した。そして、「若い人は年金の将来に不安を抱いている。連合の皆さんと話し合いながら、年金改革を行っていく」と、年金改革への決意を述べた。続いて岡田代表は、勤労者にとって大きな負担増となっている予算のあり方についても、「まずやらなければならないことは、官の無駄遣いを改めることだ」と語った。また、民主党が都議会議員選挙に50名余の候補者を擁立していること、さらに都政政策である「東京マニフェスト」を提示していることに触れ、「東京から日本を変えたい」と熱く語りかけた。岡田代表は最後に、八方ふさがりの日本をともに変えていこう、と訴えて挨拶を締めくくった。
なお、今回の中央メーデーには、「民主党だから出来る全国ネットの支えあい」を掲げて、民主党も出店コーナーに参加した。出店では、国会議員をはじめとする全国の民主党の仲間から寄せられた食材をもとに炊き出しを行い、おにぎりと味噌汁のセットなどを販売し、メーデー参加者の好評を得た。ちなみに全国から寄せられた食材は、新潟県の米、和歌山県の梅干、高知県のおかか、京都府および長野県の漬物、群馬県のねぎ、徳島県のわかめ、埼玉県の豆腐など。
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