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2006/04/01
鳩山幹事長、千葉県連大会と駅頭で民主党再生の決意を訴える
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1日午後、千葉県流山市にある南流山センターにおいて民主党千葉県連第8回定期大会が開催され、党再生と衆院千葉県第7区補選の勝利に向けて前進することが確認された。大会では鳩山由紀夫幹事長が党本部を代表して激励の挨拶をするとともに、その後の街頭演説においても党の再生と補選勝利への決意を訴えた。
千葉県連大会は田中明県連幹事長の司会の下に、岡島一正代表代行の開会の挨拶で幕を開けた。議長選出の後、長浜博行代表が県連を代表して挨拶をし、メール問題で県民にお詫びをするとともに、永田寿康衆院議員が議員辞職を表明したことを報告した。県連代表は千葉県第7区での衆院補選の原因が自民党議員の選挙違反によるものであることを強調して勝利の必要性を語るとともに、想定外の事態の下ではあるが来年の参院選挙などの重要な選挙に勝ち、政権交代を目指してともに民主党を盛り上げていきたいと語った。
来賓としてまず堂本暁子千葉県知事が挨拶し、二大政党を担う健全な野党の必要性と「地方分権と男女同権」への思いを民主党に託した。続いて来賓として黒河悟連合千葉会長が挨拶し、勤労国民が多くの不安を抱えており、民主党に期待している中で、民主党はもう一度根幹から這い上がってくる必要があると叱咤激励した。
執行部より提案された議案をめぐり、メール問題への事前および事後の対応などをめぐって、真剣な質疑が行われた後、活動報告および決算、活動計画および予算、役員人事などすべての議案が承認された。その後、来年の統一地方自治体選挙およびそれまでに行われる中間選挙における第一次公認予定候補者が紹介され、満場からの拍手による激励を受けた。議案の最後に、湯浅和子県議が大会宣言を読み上げ、メール問題で失墜した信頼を回復し党を再生させるためにも7区補選で勝利し、統一地方選および参院選に向けて全力を挙げて取り組むことを訴え、承認された。
ここで党本部よりの来賓として鳩山幹事長が挨拶をした。鳩山幹事長は、冒頭で三木武夫元総理が総裁選に臨んだ時の「友には晴天の友と雨天の友があり、雨天の友こそ真の友」という言葉を引き、民主党にざざぶりの雨が降っているときにその民主党を支えてくれている人々には感謝の念に耐えないと語った。
鳩山幹事長は国会が永田メール問題一色になってしまったことを国民に詫びた。そして、鳩山幹事長は、前原誠司代表とともに1月間この問題の解決に頭を悩ましてきたと語り、2月28日には幹事長辞任も考えたが、国会における予算審議の真っ最中に党内に無政府状態を招くことは避けるべきだと判断したと述べた。その上で、メール問題の検証チームを作り、報告書の中では分る範囲で全力をあげて赤裸々に経緯を明らかにしたと語った。また永田議員については、本人の自発的な議員辞職を期待していたが、31日に前原代表の辞任の意思を伝えて、本人も議員辞職を決断したと語った。
鳩山幹事長は、前原代表の辞任にもとづく新代表を来週1週間で決定し、千葉7区補選が始まる前日の10日までには新執行部を確立すると語った。そして、この補選が自民党議員の選挙違反によるものであり、是非とも勝たねばならないと述べ、困難な状況の中で候補者となることを承諾してくれた太田かずみ候補者に感謝した。鳩山幹事長は、小泉政権の政策のもたらす格差社会を厳しく批判しつつ、新たな執行部のリーダーシップの下で勝利に向かって行くとし、自らは幹事長最後の仕事という気持ちで激励に来たと結んだ。
最後に太田かずみ候補が、民主党再生のために立候補したと力強く語り、広中和歌子参院議員が閉会の挨拶をして、県連大会は終了した。太田候補はこのあとすぐに自転車での遊説を再開した。
その後、南流山駅頭および新松戸駅頭において、鳩山幹事長と太田候補者を中心とする街頭演説が行われ、内山晃千葉県第7区総支部長の司会の下に、メール問題への謝罪と民主党の再生への理解を訴えつつ、両弁士を中心に格差社会や金権体質を厳しく批判して、民主党への支持を訴えた。
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