2005/05/09
仙谷政調会長・鳩山ネクスト外相ら、スウェーデン外相と意見交換
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仙谷由人政策調査会長・鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣・藤田幸久国際局長は9日、党本部でスウェーデンのフレイヴァルス外務大臣の表敬訪問を受け、内政・外交全般にわたって意見交換を行った。
冒頭、フレイヴァルス外相は、対中国・韓国関係をはじめとしたわが国の外交政策に関し、民主党と与党の考え方の違いについて質問した。鳩山ネクスト外相は、米国との同盟関係を重視していることを強調しつつ、「アジアの一国として、よりアジアを重視するというスタンスの置き方が違う」と説明し、「われわれが政権を担えば、中国や韓国とは、違うフェーズで努力することができる」と指摘した。そして、かつて紛争が絶えなかったヨーロッパ地域が、今や二度と戦争が起こらないと言われるまで信頼関係を高めていった事実を踏まえ、アジア地域においても、より一層の信頼醸成措置を講じていくべきであるとの意見で一致した。また、中国への武器禁輸措置緩和の問題に関しても、その実状と今後の対応策について率直な意見交換が行われた。
朝鮮半島情勢についても、北朝鮮の人権問題について関心を寄せている旨、フレイヴァルス外相より指摘がなされ、鳩山ネクスト外相は、民主党が既に国会に提出している北朝鮮人権侵害救済法案の内容を紹介し、党としてこの問題に積極的に取り組んでいることを説明した。仙谷政調会長からも、北朝鮮における人権問題についての懸念が表明され、その対応策や経済制裁の可能性についても活発なやり取りが行われた。また、北朝鮮による日本人拉致問題についても触れた鳩山ネクスト外相は、この問題への取り組みに関して政府と自民党の考え方にも違いがあることを指摘した。
仙谷政調会長からは、民主党内において、スウェーデンの年金問題の取り組みへの評価が高いことを指摘するとともに、与野党がともに話し合って年金制度を成し遂げた政治手法についても評価する旨、意見表明がなされた。また、少子高齢化社会に対応する社会保障政策・教育政策のあり方についても活発な意見交換が行われた。
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