2005/05/16
岡田代表、パレスチナのアッバス議長と2週間ぶりに「再会」の会談
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岡田克也代表は16日夜、都内でパレスチナのアッバス議長と会談し、中東和平に関して改めて意見交換を行ったほか、7月に実施予定のパレスチナ評議会議員選挙に、民主党としても選挙監視団を派遣する意向であることを明らかにした。
岡田代表はまず、先月30日のパレスチナ訪問から、わずか2週間でのアッバス議長との「再会」を喜ぶとともに、議長の来日を歓迎する旨を表明。アッバス議長も再会を喜ぶとともに、この日に行われた小泉首相らとの会談内容などを紹介した。続いて岡田代表は、わが国の国民の間で中東への関心を高めることの重要性を説き、アッバス議長も努力を続けることを表明した。
また岡田代表は、先月末のパレスチナ訪問に引き続いてイスラエルを訪れ、会談した要人に対して、アッバス議長の和平への大変な努力を伝えたことを明らかにした。アッバス議長からは、パレスチナとイスラエル双方の対立が完全に収束したとは言い難いが、ほぼ収束してきているとの認識を示しつつも、拘束されているパレスチナ人の問題、分離壁の問題、検問所の撤去の問題などで合意が履行されていない現状も指摘した。岡田代表は、議長の努力に改めて敬意を表するとともに、和平への更なる努力を要請した。
岡田代表の中東訪問に同行した前原誠司『次の内閣』ネクスト防衛庁長官から、ハマスの現状について意見を求められたアッバス議長は、7月に実施予定のパレスチナ評議会議員選挙に、ハマスが参加するとの見方を示すとともに、選挙そのものの延期の可能性にも言及。その理由としてアッバス議長は、イスラエル軍のガザ地区からの撤退が8月に先送りされる可能性があること、選挙法が議会でまだ可決されていないことを挙げた。
岡田代表はこれに関して、この評議会議員選挙に、民主党として選挙監視団の派遣を考えてみたいと言明。アッバス議長は、現地で実際の状況を見て欲しいとして、監視団の派遣を歓迎する意向を表明した。
なお、今回の会談には、民主党側からは、岡田代表、前原ネクスト防衛庁長官のほかに、藤田幸久国際局長、大谷信盛ネクスト外務総括副大臣が同席した。
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