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2005/05/17
鳩山対策本部長 ハート・セキュリティー社で斎藤さんの安否調査


 鳩山由紀夫党イラク邦人拘束事件対策本部長(元代表・『次の内閣』ネクスト外務大臣)は16日、ロンドンのハート・セキュリティー社を訪ね、斎藤昭彦さんの安否、最新情報を調査した。

 鳩山本部長は、ハート社のサイモン・フォークナー最高業務執行責任者に斎藤さんの状況、襲撃地点、任務、携帯した武器、ハート社と米軍の連携などを尋ねた。サイモン氏は現状について、「生きているか、どうかも分からない」、任務については「チームのコンサルタントであり、リーダーではない」、携帯した武器については「言えない」、米軍との連携については「アメリカに聞いてほしい」などと答えた。

 また、斎藤さんのご家族へのハート社からのメッセージを託され、17日午後、千葉で、斎藤博信さん(斎藤さんの弟)に会い、「祈りをご家族に捧げたい。友人でもある斎藤さんがいまどこにいるか分からないことは胸が痛む思い」とのメッセージを伝言した。この席で斎藤博信さんは、鳩山本部長に感謝の辞を述べるとともに「兄の軍人として人生から思えば、政府と犯行側の交渉を兄は望んでいないのではないか。私ども家族も望んでいない」と述べた。

 その後、本部で会見した鳩山本部長は「気丈な弟さんに感銘を受けた」と語った。また、襲撃地点について、ハート社から17日午後、当初伝えられたアルアサドの南方、ヒートの北西30キロの地点ではなく、ヒートの東5キロの地点であるとの連絡が入ったことを明らかにした。

 なお、ハート社訪問には、小泉俊明・橋本清仁両衆議院議員も同行した。
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