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2005/08/05
鉢呂委員長、法案賛否の脅しに解散を使う小泉内閣を批判
鉢呂吉雄国会対策委員長は5日午前、郵政民営化関連法案への対応などについて、国会内で野党国対委員長会談を開いて意見交換し、会談後に会見した。

 鉢呂国対委員長によれば、会談では「解散を脅しの道具に使う小泉内閣の姿勢を厳しく批判する」点で三党が一致。また、与党が今国会で成立させる方針を示した障害者自立支援法案についても「参議院での審議を尽くさず、短期間での強行採決はあってはならない」として、廃案を目指すことを確認した。

 鉢呂国対委員長は、参議院郵政民営化に関する特別委員会について、5日午前に一般質疑、午後に小泉首相が出席して締めくくり総括質疑となり、最終的には採決との見通しを示し、「民主党は郵政民営化関連6法案に反対で臨みたい」と表明。

 鉢呂国対委員長はまた、否決の場合の解散という強硬姿勢を崩さない小泉首相に対し、自民党内に解散回避の動きを探る論調が出ていることについて「法案賛否の脅しに解散を使う小泉内閣は強く非難されてしかるべき」と改めて指摘。「国民の政治に対する信頼を、著しくおとしめることになる」と警告した。
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