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2005/08/08
岡田代表、小泉内閣不信任案の提出を表明


8日午後、郵政民営化関連法案の否決を受けて、岡田代表は国会内で記者団の質問に答えた。

 自民党の多くの参議院議員が法案に反対したことについて、岡田代表は「小泉内閣自身が与党からも信頼されないことを示している」と指摘。国民にとって重要な課題が山積する中、さして重要でもない郵政法案の成立に集中する自民党・小泉内閣に対して「国民不在の党内権力闘争をしてきた結果」だとの見解を示した。

 岡田代表は、また、役員会の了承を得て、内閣不信任案の提出を決めたと報告。小泉内閣については、「にせ改革が横行していた」4年間だったと振り返り、今度の解散を命名するならば「日本刷新解散」との見解を示した。

 「いよいよ国民の立場に立った政治がスタートする」と述べた岡田代表は、「国民の立場に立った本当の改革をやっていく」と民主党の姿勢を表明。地元で子どもと花火をした際にセミの幼虫が孵化する場面に出くわしたエピソードを例に引き、「セミは7年間地中に暮らす。今の民主党ができて7年、いつでも政権を担ってやっていける準備ができた。我々も国民のためにしっかり羽ばたいていきたい」と語った。

 民主党・無所属クラブは8日午後、郵政民営化関連法案の否決を受けて、衆議院事務総長に内閣不信任案を提出した。提出には、鉢呂吉雄国会対策委員長、城島正光国会対策副委員長が出席した。
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