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2005/08/10
「本物の改革は民主党にしかできない」横須賀市で更なる支持訴え


民主党は10日、神奈川県横須賀市内において街頭演説会を開催。菅前代表や齋藤総務局長が、国民が主役の政治を取り戻すために、小泉・自民党政権にNO!を突きつけ、民主党政権を樹立するために、より大きな支持を寄せて欲しいなどと訴えを展開した。

 まずマイクを握った齋藤勁総務局長(参議院議員)は、「国民が主人公だということをすっかり忘れた小泉政権になってから、この横須賀市、三浦市をはじめ、地域経済がもうどん底になっている。低金利・デフレから脱却していない。本気で景気が良くなるような政治を行わず、様々ななツケを国民にしわ寄せをしてきた。今度の解散は、その失政を郵政で隠す『失政隠し解散』だ」と、小泉総理の政治姿勢を厳しく批判し、更に続けて、「今回の選挙戦の争点は郵政民営化でも結構だが、しかし、本当の選択は、国民の皆さん一人ひとりの暮らし、子どもや孫の将来の夢や希望、こういった目線に立って皆さんにご判断をしていただきたい」などと訴えた。

 次に菅直人前代表(『次の内閣』ネクスト国土交通大臣)が演説。「小泉さんが総理大臣になって4年間、やってきたことで何かいいことはあったのか。外交では、6カ国協議も、国連の常任理事会入りも、全然うまくいっていない」と、外交での失敗を厳しく批判。更に菅前代表は、「小泉さんの口からは、郵政以外聞いたことが無い。改革をやるやると言っているが、官僚とけんかをしないで、本当の改革はできるわけがない」と指摘した上で、「本物の改革は、言葉の改革ではない。民主党のようなしっかりとした政党の中で、官僚に負けない能力を持った仲間と共に、どこに問題があるのかを明確にし、石を砕くがごとく、熱いふたを手で叩いて穴をあけるごとく、そういう努力の中でこそ確実に改革は進む」と、民主党こそが真の改革実現政党であると、聞き入る多くの聴衆を前に力強く訴えた。
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