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2005/08/11
政権戦略委員会開き、選挙戦に臨む党の方針を再確認


民主党の政権戦略委員会(委員長・岡田克也代表)は11日午前に党本部で会合を開き、事実上スタートを切った衆院選の現状を分析するとともに、選挙戦に臨む民主党の方針を確認し、方向性を固めた。

 会合後に会見した委員会事務局の枝野幸男前衆議院議員は現状分析については、「想定の範囲内」との見方を示すとともに、ぶれることなく従来の主張を地道に訴えていくことが大切との認識に立ったことを明らかにした。

 さらに、枝野前議員は「民主党単独政権を目指す」ことを改めて確認したとして、「自民党のコップの中の争いとは一線を画す。造反組とは選挙はもちろん選挙後も含めて組むことはあり得ない」と主張。郵政法案採決時に反対票を投じた事実は同一だが、その反対理由が180度違う立場の造反組と民主党が組むことは到底有り得ないと重ねて指摘した。

 会合ではまた、衆院選で掲げるマニフェスト(政権公約)を公認候補全員に配布し、マニフェストに従うとの「誓約文書」への署名を求めることを決めた。さらに、総選挙におけるメディア・広報は総合選挙対策本部が一元化して担当することを決め、同本部事務総長代理の枝野前衆議院議員はじめ同事務局次長の福山哲郎参議院議員と蓮舫参議院議員が担当し、遊説に関しては同事務総長代理の平野博文・玄葉光一郎両前衆議院議員が担当することなどが了承された。
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